絞め技(しめわざ)

 絞め技とは、柔道の試合やプロレスなどでよく見かける、首を締めあげる攻撃です。そして一度絞めあげられてしまうと脱出は難しく、そのまま意識を奪われてしまう危険な技です。

 外見的には単純に首を締めあげるだけの簡単な技に見えますが、実際には「気道を塞ぐ」「頸動脈を止める」「首関節を攻める」と色々ありますし、腕を使う、足を使う、自分や相手の道着を使うなど、技の掛け方にも種類があるのです。

上の画像で攻めているのは、気道でも頸動脈でも関節でもなく、首の急所を腕の橈骨(とうこつ)で圧迫し激痛で固めている状態です。

 上の画像は投げ技からの絞め技です。首を圧迫して気道と関節を絞めて、さらに腹部の急所を押さえて逃げられないように固めています。こうなると「まいった!」するしかありません。

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